- 2017-1-5
- 子供に英語を教えたい

小学校入学前に英検を受けるなら、それなりの準備が必要です。英検を受けるためにはある程度まとまった数の単語を知っていて、それを読める必要があります。幼稚園児でも楽しく学べる英検を見据えた勉強法は、英検に特化した単語を確実に読めるようにするところから始まります。
フォニックスの基本ルールから
「a」「e」「i」「o」「u」などの母音に加え、「f」と「v」、「t」と「d」などの子音の読み方、ch, sh, phなどの二文字子音の読み方などごくごく基本的なところだけルールを勉強します。そののち、cat, pig など三文字単語を、そしてdesk, tentなどの四文字単語を、そして少々長くてもカタカナで日本語に定着しているhotel, piano, school,や、
もう知っている会話表現である”Good morning.” “Thank you!”などもどんどん字で見せてあげます。
フォニックスルールの基礎を確実にしつつ、例外も沢山あることを教えてあげます。
基本を終わってすぐに、5級用単語を読む
英検5級を受験するのであれば必ず知っておくべき言葉があります。
・数: oneやsixteenだけではなく、firstやthirdなどの序数も
・月: 1月から12月までを瞬間的に認識できるように
・曜日: ただの曜日だけでOK。過去形も未来形も出てこないのでアレンジはほとんど無し
これに加え身の回りの語彙も必要です。以下、一例です。
・文房具:
pen, pencil, ruler, eraser,
・施設や建物:
school, house, station, stadium
・スポーツ:
soccer, tennis, basketball, baseball
・代名詞:
I my me mineなど四つセットで覚える代名詞全て
・動作(動詞):
walk, sleep, eat, go, enjoy, have, run, play, take,
・状態(形容詞):
cold, hungry, long, new, 反意語のあるものは特に
・副詞
fast, well, often, always,
・名前
Suzan, John, Mark
時間を気にせずだらだらと解く
単語力がついて来たら一問ずつ解いていきます。解き始めはとても時間がかかるので、時間を測らず伸び伸び解いていきます。一日一問でも十分です。知っている単語にも気付かないことが大半ですが、「溶けなくて当たり前、解けたら驚く」くらいの心境で続けます。
次の週は一日二問、など少しずつ増やしていきましょう。週に一度は復習日を取り、もう既に解いた問題を再び解きます。この時、正解できるのは当たり前ではなく「すごいこと」なので、正解の時にはたくさん大げさに喜びましょう。
半分を占めるリスニングでたくさん正解する
小さい子供達は頭が柔らかいせいか、大きい子供たちよりも幅広い音を認識できます。そのため「本物の音を」とこだわって美しい発音が収録されたCDにこだわらなくても、お家の方とのんびり一緒に英語を発音しながら解き進めるだけでも、本番のネイティブ音声に対応できます。
英検が迫ってきた頃、英検の過去問題集やホームページを利用し、最低三回分は本物の音声でリスニングの練習をしますが、それまではあまり「ネイティブ音声」にこだわる必要はありません。筆記問題やリスニング問題を解きながら、随時声を出して発音を確認するスタイルで触れているだけで十分です。
適度の「負荷」を楽しみながら
英検合格を目指し、焦らずコツコツ学習を続けましょう。まだ「来年の秋までに2級が必要だから」などという時間制限がないのも、大きなメリットです。怠けず焦らず続けることが一番大切です。