好奇心と集中力を伸ばす語りかけ(0ヶ月〜1歳3ヶ月頃)

fotolia_17712920_subscription_monthly_m

赤ちゃんの言葉・思考力のすべての基礎になるのは、お母さんの愛情のこもった語りかけです。子どもの感情を言葉で表す手助けになる語りかけを行い、言葉の発達を促して、安定した「心の教育」をすることが賢い子どもへと導いていく第一歩と言えます。子どもとの言葉による関わりについて、年齢別にみていきましょう。

ポイントは、「1対1」・「優しく、はっきりとした高めの声で、短い文章を、少しずつ変えながら、繰り返し話しかけること」です。抑揚は、少し大袈裟な方が赤ちゃんには面白く、分かりやすいようです。お母さんとの時間に集中できるよう、周りは静かな環境で行うことが大切です。

生まれて一ヶ月も経たないうちに、赤ちゃんは、母音を出すところから始まり、いろいろな声の調子を判断しながら、身の回りの物事をものすごいスピードで吸収しています。3ヶ月ほどになると、話しかけられたことに対して、反応を返しながら、喃語を話し始めるようです。特に、このくらいの時期までは、赤ちゃんがわかっているかどうか、ということよりも、コミュニケーションをより楽しめるような話し方を心がけます。

具体的には、排泄の世話/お風呂や着替えの世話/食事の世話をする時などに、一対一で、赤ちゃんと向き合って、身の回りの現象(何が起きているか、今から何をするのか、誰と何をするのか、何がどこにあるのか、それはどんな〔色や模様・形や手触りなど〕、どんな音が聞こえるか、暖かいか、冷たいか。今からどんな食べ物を食べるか。どんな匂いかなど)を、お母さんが赤ちゃんの代わりに表現していくのが良いでしょう。「美味しいね」・「犬が鳴いてるよ」・「ほら、白い猫が来たよ」・「〇〇ちゃん、おむつを換えようね」・「〇〇ちゃん、おふろ、気持ちいいね」など、共感するような感じで話しかけてみましょう。

1ヶ月を過ぎると、赤なども徐々に見え始めますので、白黒赤の色を使った模様の本を見せながら話しかけたり、語呂のよい絵本を選んで読んであげると、赤ちゃんはとても喜びます。また、歌を歌ってあげたり、リズムに乗って拍子を取るのも、言語の発達を促してくれるようです。
6ヶ月頃には、音と物の名前がずいぶんわかってくるようで、このころには、すでに、たくさん語りかけてもらって育った赤ちゃんと、そうでない赤ちゃんには、発育の差が見られるそうです。指差したり、赤ちゃんの注意を引いて、対象物を見せてあげながら、「今、お母さんはお皿を洗っているよ。」「お皿がたくさんあるね」なども良いですね。

このころから、一文ずつが短くてリズムの良い絵本とともに、写真や絵の図鑑も赤ちゃんは楽しみ始めます。日本の童謡でも、他の言語の歌でも、絵など見せながら、「この歌に出てくる動物は、どれかな?象だね!象のお母さんと赤ちゃん。お母さんは、赤ちゃんが大好き。赤ちゃんもお母さんが大好き。」などと指差したりしながら、少し大袈裟にジェスチャーを入れて、表情豊かに楽しく歌ってあげましょう。

童謡には、その言語特有のリズム、文化のエッセンスがたくさん含まれており、赤ちゃんの言語の発達に、大きく関係するようです。童謡と言っても、意味は、難しいものも多いので、何についての歌なのか、イメージを伝えるだけにとどめて、歌を楽しんで聞く習慣を取り入れてみてください。

赤ちゃんからの言葉による反応は期待せず、信頼感を育むこと、コミュニケーションを楽しむことに重点を置き、言葉への好奇心を引き出す働きかけをしていきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る