好奇心と集中力を伸ばす語りかけ(3歳〜5歳頃)

Happy loving family. Mother and her daughter child girl playing and hugging.

感性を研ぎ澄ませ、他者の存在を認める姿勢を

前述の2〜3歳までの関わりに加え、自然の中で過ごす・良い音楽・良い絵本に触れる機会をさらに日常の中で増やし、感性を高める働きかけをしていきましょう。子どもの直感力やセンスを磨くだけでなく、コミュニケーション能力を引き出す助けになります。

静かな集中できる環境で、興味を持ったことに没頭できる時間を毎日作り、子どもにいろいろな体験をさせてあげましょう。そして、その時印象に残ったことや、自分の感じたことについて、共有するような向き合い方をしてみましょう。
子どもは、自分の心に深く響いたことについて聞いてもらうことで、表現する喜びを深め、心が満ち足りると同時に、ますます人とのコミュニケーションが好きになります。

さらに、相手が自分と同じことに興味を示してくれると、他者の話に耳を傾けることも好きになります。自分を認めてもらうことで、発展的な意見を言えるようになったり、他者の視点を知ることで、自分とは異なる意見や感じ方を受け止める力が育ちます。

そして次第に、自分主体の世界から視野が広がり、「こんな時、他の人はどう感じるかな?」「○○の時は、こうしたらどうだろう?」という観点にも、気づくようになっていきます。
いろいろな場面に思いをはせる“想像力”があることは、賢さの素質の一つです。

子どもの心に響く体験をたくさん日常の中に取り入れ、一人の存在として対等な目線で、双方向のコミュニケーションを深めていきましょう。落ち着いた情緒とオープンマインドな心を育てることで、他者への共感・思いやりや、協調性を育むことへと繋がっていきます。独創性と協調性をバランスよく持った人に成長してくれたら、とても嬉しいですね。

また、ものごとを色々な観点から捉えるという点では、子どもが不安に思っていることについても、信頼する相手と話し合い、共有することも大切です。時にはお母さんから子供に相談事をしてみるのも良い経験になります。子供自身の問題解決力を育てることができます。
想像力や思いやり、協調性といった資質は、どんな時にも柔軟に良い考えを導き出す手助けとなり、大きな力を発揮します。

キーワードは、「心の声を(言葉・表情・仕草全てに注意して)よく聞いてあげること」「子どもと同じ目線に立つこと」「子どもを一人の人格として尊重すること」です。
一番根底には、「あなたが、ここにいてくれて嬉しい」というメッセージを、丁寧な態度で伝え、子どもの中にも「ここにいられて良かった。自分は他の人のために何ができるだろうか?」という気持ちを育てていけるようにしたいものです。

子どもの成長にとって、一番大切なことは、情緒が安定していることです。安心感に包まれて、自己肯定感を高められる環境の中で過ごすことができれば、子供はますます好奇心にあふれ、さまざまな新しいことを吸収していく準備が自然に整っていくのです。

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