好奇心と集中力を伸ばす語りかけ(1歳3ヶ月くらい〜2歳頃)

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概ね1歳3ヶ月くらい〜1歳8ヶ月まで

この時期の子どもは、自分で動き回れるようになってきて、行動範囲も広がってきますね。
自分の興味を惹くものには、集中力を発揮することもできます。言われて理解できる言葉と、自分が使える言葉の数には、まだまだ大きな隔たりがあるため、話せる言葉は少ないですが、様々な「体験」を共有しながら、関わっていくことが大切です。手先が器用になってくる時期でもありますので、目と手の協応を促す活動を多く取り入れるようにしてみてください。

例えば、積み木を積み上げながら、「高く積んでいるね。いくつ積めだかな、1、2、3・・・。あ、グラグラしてきた!後、もう一つ高く、つめるかな?できるかな、できるかな、できたね!」などとお母さんも、子どもの目線で指差しながら、言葉で表現してみせます。

気をつけなければならないのは、言葉がずいぶん分かり始めたからといって、長く複雑な文を話しかけないようにすることです。短くて単純な文を、ゆっくりはっきりと、正しい文法を使いながら話しかけます。母語でも、他の言葉でも、キーワードは、一文に2つまで、を意識してみましょう。

子どもが知っている単語で何かを表現したら、まずは、すべて肯定的に「そうね」と受け止め、間違いを指摘せずに、自然に正しい言い方を繰り返して聞かせてあげるようにします。一つの言葉をいろいろな文章の中で聞かせて、語感を育んでいくのも、理解力の発達を促すことにつながります。

童謡や子守歌をたくさん一緒に歌って楽しんだり、絵本を読みながら、ナレーションを入れたり、擬態語や擬声語を取り混ぜたりして、音とリズムの繰り返しに、触れる機会をたっぷりと増やしてあげるのも良いようです。また、テレビやDVDを見るときは、子どもの実生活の範囲で理解できる内容のものを、一緒に見るようにします。基本的には、絵本の読み聞かせと同じような意識で、関わりを大切にして、子どもと同じものに関心を持ち、「共感」しながら楽しんでみましょう。

概ね1歳8ヶ月〜2歳頃まで

この頃になると、子どもはコミュニケーションをとることを楽しめるようになっています。目の前に、話題のものがなくても何のことを話しているかわかったり、場面ごとに挨拶のフレーズが少しづつ変化していても、理解できるようになっています。また、自分からも質問ができるようになります。

概念の発達が進み、言葉は、大まかな分類(寝ることに関するもの、食べることに関するもの、等)に分けて理解・発達していきますので、関連する歌を一緒に歌ったり、場面ごとの分類がされているボードブックやDVDを使うのも効果的です。

言葉を学習できるポスターなどを上手に飾って、カラフルな部屋を作ると、常に子どもの意識に働きかけ、記憶に残りやすくなるなど、脳に良い影響があるそうです。たくさんのカラフルなポスターは、楽しい雰囲気を作りながら、言葉への気づきを与えるきっかけ作りにおすすめです。

いろいろな言語に触れる機会が日常的には少ない子どもたちでも、この頃になると、他の言語の歌を楽しんだり、挨拶などの決まった表現に親しめるようになってきます。自分から積極的に触れてみたいなと思えるような第二言語との楽しい出会いにも良い時期だと思います。
子どもの言いたいことに耳を傾けて、繰り返しを交えて内容を膨らませながら、教えるのではなく”会話”を楽しむようにしましょう。

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